入院日記 4日目

2003年7月25日
朝の目覚めは今日も良い。
隣のおばさんも熱が下がったらしく
やっと会話らしい会話もして
一応、この太が騒ぐので申し訳ないけど・・と
謝っておいた。

今日からは別の意味で大変だった。
手術したとはいえ、
場所的にも生活に支障が出る訳でもない。
点滴もはずしてもらった。
傷こそあるが、普通の健康な1歳児なのだ。

とにかく「元気」で「普通に」遊びたいのだ。

傷口は毎日消毒もせず、
テーピングがはずれたら、上から
さらにテーピングして傷口を押さえるだけというもの。
だから、処置もないし、
痛いことをされるわけでもないのに入院生活が
続くわけだ。

大人なら、こんな入院、
ラッキー♪とばかりに好きな本を読んだり、
テレビを見たり
食べ物に制限されるわけでもない
お菓子食っちゃ寝、食っちゃ寝でもして
いれば良いだろうが
この年齢でそうは出来ない。

あっち行け。こっち行け。
と歩き周り、
とにかく、病室以外に行きたい。
遊んでくれるお兄ちゃん、お姉ちゃんを
ストーカーのようにつけまわし、
病室まで着いていったりして
ご迷惑極まりない。
やはり、最後の砦は”外の散策路”。
なんとか、そこで遊ばせて
午後からはいつも通り昼寝してくれるように
少しでも身体を動かせるようにする。

寝てくれたら、私は洗濯などをする。
夜逃げ同然のような大荷物で挑んだ入院生活だったが
出掛けた頃が寒かったので
長袖系と半袖系を半々に入れていた。
しかし、暑い病院内と外で
1日に何度も半袖を着替えるので
着替えが追いつかなくなってしまった。
長袖パジャマなど、1度も着ず終い。
(大失敗だった・・あの準備はなんだったんだろう・・泣)

つかの間の昼寝タイムは洗濯と一服で
あっという間に終わり、
また活動タイムがやってくる。
いったい、何周・・いや何百周病棟を
歩きまわっただろうか。
私は足が痛くて痛くてしかたないし、
この太もしまいには疲れて抱っこをせがむ癖に
抱っこしたまま、歩けという。
これをダーちんではイヤで私にしろと言う。

この太もすっかり入院生活で
わがままと、赤ちゃん返りのような状態に
なってしまったようだ。
私達がすぐに甘やかしてしまうし、
周りに迷惑だと思うとわがままを通していたので
余計だと思う。
飲んでいたペットボトルを
投げつけたり、食事のお膳を星一徹のように
ひッくり返したり・・・。
そういう時はもちろん、叱ったけど
でも、この太も自由にならないから
かなりのストレスから来てたんだと思う。
やっぱり、年齢低いとこういうデメリットは
あるのかな?
幼稚園くらいになれば、少しはこっちの
言ってる事もわかるだろうし、
静かに折り紙をする時間だって
少しは持てるだろうしね。
私も、この太がここまで
強暴化するとは予想してなかったし、
第一、ダーちんがさ・・
まさか、使い物にもならない存在になるとは
(いや、ダーちんが悪い訳じゃないけど
 この太がノーサンキュー扱いするとは)
思ってたなかったんで、
かなり、疲れとでイライラ入っちゃって
ダーちんにもかなり当たっちゃってました、この日は。

すでにお風呂も解禁。
頭も洗って良いんだって。
手術日以外は、地下に大浴場があって
そこに入るんだけど、
きちゃなくて、すごくイヤだった。(泣)
当初はダーちんが、見ててやるから
近くの銭湯か、健康ランドみたいなところに
行ってきなよーなんて言ってくれてたんで
MJさんのバイト先でも行ってナイスバデー(爆)
でも見せて、抜き打ちオフでも
しようかななんて安易に
思ったりしてたんだけど
無理だった。(涙)

術後なので、この日は
病棟内にあるユニットバスを使ってって事で
少し綺麗なお風呂に入れたけど。
あのきちゃないお風呂は2度とイヤだわん。
(風呂場はそんなにきちゃなくないけど、
 脱衣所の抜け毛などの汚れがひどくて。
 せっかく、綺麗になったのに、足の裏とか
 イヤーン状態だった)

夜に花火大会があったんで
窓から見たけど、すごく小さかった。(笑)
この太も近くないから、
興味もなかったんで
この日は8時半から1階へ行って
寝かせに入った。

私も学習したのさ。
9時就寝だからって、9時から寝かせようとする
から、10時過ぎるんだって。(遅)
8時半から揺すったら、ピッタリ9時に
寝てくれた。
あ〜。早く気付けば良かったよ。

この太が寝た後、
足と腕が痛くて、さすったりしながら
横になったけど、やっぱり寝れず。
このまま、どっかマッサージでもしに
行っちゃおうか・・という衝動にかられたけど
飲み物1つ、トイレ1つ行くにも
看護士さんに一声掛けていくと
あんまり、良い顔しないのね。
どんなに寝てるって言ってもいつ起きるか
わかんないし。
普段は朝まで絶対起きないんだけど、
病院じゃ何度か目覚めて夜泣きしてたしね。
看護士さんもこの太1人見てるわけじゃないし、
じゃーアンタはなんのための付き添いだ?
って話だものね。
(本来付き添いは小学生以上はダメみたいだし)

もう少しの辛抱よね。
と言い聞かせて、自分で自分に
マッサージして過ごす夜でした。



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