父、本日定年退職。

2003年3月31日
我が父が今日で定年退職です。
35年間、お勤めご苦労様でした。
第2の人生を悠々自適に・・といいたいところですが
明日からは同じ職場で
嘱託職員として働くんだって。

万年ヒラ?みたいな終わり方でしたが
公務員なのでそれなりの退職金は
ありがたいことにもらえるようですが
家のローンをすべて払ったら終わりらしい。
なので、これからの食う分くらいは
働けるうちは働くみたいです。

私から見る父は
学歴なく、正直頭悪いですけど(笑)
人の面倒見のよい人で
友人が仕事ないかと言ってるとか言えば
すぐにチカラになって動いてくれたり、
後輩が異動で悩んでいたら
上に働きかけてくれたり
私も勤めていたころは
お役所関係に用があったりしたので
色々頼んだりしたものですが
イヤな顔1つせず、ケツの軽い男です。
(選んだ旦那はケツ重でしたが・汗)

人相が少々危なくて(ヤっぽいです・笑)
”組長”とか”親分”なんてあだ名も
ついていて
”○△市役所三大ヤ○ザ”の1人として
恐れられていたりもしました。
(子どもの頃、中指を草刈機で誤って切断してるので
 小指じゃないが指つめてるし・爆)
そんな風貌とは裏腹に
おもしろ親父で今でこそ、
結婚式にはプロの司会者ですが、
父は何十組の同僚の結婚式の司会をしたり、
今では”オヤジギャグ”と言われるレベルに
なりましたが、
瞬時におもしろいことを考え付いて言う
そのトーク術はアッパレでした。

とまぁ、故人になった訳じゃないのに
こんなに振りかえることもないですが(汗)
娘として、やはり”ありがとう、御疲れ様”
という気持ちでいっぱいです。

昨日、なにもしないつもりでしたが
やっぱりなにか労をねぎらうべきだと思い、
デパートでネクタイを選びました。

実家は二人とも不在だったので
カードを添えてテーブルの上に置いておきました。

父は結構”着ず嫌い”(?)で
こんな色いいな〜と思って買っても
「こんな色はダメだ」とか
「胸ポケットがないとタバコを入れるものがない」
とか
文句ばかりなので
なかなか身につけるものを贈るのは
難儀です。
しかもダーちんにも
「退職するなら、ネクタイなんて
 これから着ける機会もっとないじゃん。
 今だってほとんど作業服なのにー」
といわれたのですが、
娘として、今日のお勤め最後の日、
ピシっと決めて出勤してほしかったので、
言ってみれば”今日”つけてほしい
プレゼントだったわけですわ。

カードの最後に
”ネクタイ、気に入るようだったら
 31日に着けてピシっと最後を飾ってください”
と書いておきました。

さっき、母からメールがきて
「ネクタイ、つけて行ったよ」
って書いてありました。
良かった。
でも、気に入るハズよん。
マイカラーと思ってる“紺”色にしたしね。(笑)
紺しか着ないの、あのおとん。

はー。でも、老けないで欲しいもんですね。
自分の親ってもんは。

そんなわけで
父、ご苦労様の巻でした。

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