断髪式。

この太は少々・・カナーリ髪が薄い。
だが、生まれて11ヶ月もなると
それなりに髪も伸びてくる。
サイドやバックはさほどでもないが、
前髪が目に掛かってきてしまった。

外野は
「薄いんだからそのままに」
「前髪は縛ったりピンで止めたりした方が可愛い」
「切ってやれ」
etc・・・
自由に発言するので
私はそのたびに
「あら？じゃそのままに？」
とか
「やっぱ、切ろうカナ」
とか振り回される性格だ。

でも、縛ってもすぐ取ってしまうし、
ピンは小さいタイプだとはずして
口に入れてしまうし、
ちょっと危険だし、
あまり意味がない。

眠くて目をこすりだすと
髪の毛が邪魔でかゆがってる感じもするし、
ここは思い切って・・・と
カットすることを決めた。

最初はこんな薄毛でも行きつけの理容院で
お願いしようかと相談したが、
マスターにあえなく却下された。
「これくらい自分でやってくださいよ」
ふん・・商売根性のない奴め。

しかたなく、はさみを片手に
いざ、断髪っ！！

マスターの”まっすぐ切るんじゃなくてタテにはさみを入れる感じで・・”
というアドバイスを呪文のように唱えながら、
切って行った。

・・・・・笑った。

おかしな顔が仕上がった。
ダーちんは
「どっかで見た事ある子どもになったぞ」
といった。

すっかりオンザまゆげの散切り前髪になった
この太が
「うふ♪」と笑うと
田舎くさーーい臭いが漂って来そうだった。
最初っから、和顔だもんな・・・（涙）

あと1ヶ月ちょっとで1歳なので
写真屋で予約もしてしまったのだが、
果たしてそれまでにまともな前髪に再生されるのか、
11ヶ月掛けてやっとあの量なのに、
1ヶ月でどこまで？？

不安いっぱいの新米美容師であった。