残酷。

金曜に訃報が入った。
亡くなったのは2歳の男の子。

お母さんの運転する車が事故を起こして
その子と助手席の親戚の叔母さんが亡くなるという
大事故だった。

その家族とは
比較的近しい関係だったし、
実はそのお母さんがその男の子を妊娠している時、
私も流産した子どもを妊娠してて
同じ病院に通っていたのだ。
私は残念な結果だったのでその時、
声を掛けなかったのだが、
そうか、2歳か・・と
遺影を見ながら、そんな事も思ったりした。

お母さんは軽傷だったので
参列してたけど、
掛ける言葉も見つからなかったし、
そんな言葉が有ったとしても
きっと、お母さんの心には
突き刺さるだけでちっとも
励ましにも癒しにもならないんだろうと
思った。

人の死に
「小さいからかわいそう」
とか
「歳を取ってるから天命全う」
とか
そんなのはないと思うけど、
祭壇に飾られた消防自動車やトラックの
ミニカーを見たら、
なんともやりきれない。

一緒に事故に遭って軽傷だった4歳の娘さんの
これからも心配だし、
お母さんだって、自分の過失で
2人の命を亡くしてしまった事への
後悔もあるだろうし
どうか、いつか笑顔が戻りますようにと、
願うばかり。

そして、我が娘も
どうか、私より先に旅立たない事を
願うばかりです。