2泊3日の旅も今日で終わり。
今日は今回の旅の一番の目的でもある
この太の病院だ。

初めて行く病院に加えて、
医大の付属病院なので、患者も白衣も多い。
加えて、駐車場も長蛇の列なので
私とこの太だけ降りて、先に受け付けなど
済ます事にした。

紹介状持参だった事と、
事前に知り合いの看護婦さんが
話を通しておいてくれたせいか、
思ったより待つことなく
診察室へ入れた。

私は少し緊張していた。
だって、この先生にこの太の命を預けてよいものか?
という選択なんだから。
第1印象から、しっかり見て、
信頼度チェックしなくてはっ!!
と思っていたし。

見た目は若そうな先生だったので、
第1印象は「え?こんな若い先生で大丈夫なの?」
と思った。
色々、聞かれて
「では、耳の写真撮りますから」
とポラロイドカメラを構える。

この太は最近、カメラを向けられると
そっちを見るようになっていた。
なので、案の定カメラ目線。
撮りたいのは、耳なのになかなか撮れない。
私も興味を他の方に持っていくようにしようと
するが、
この太抱えて耳をベストショットに
見せるように押さえたりしているので
なかなかうまく行かない。

それでも、よい感じになった時に
”先生!!今です!ホレ、今撮って!”
という私の心の叫びも届かず、
先生はモタモタ。
あげくに「あ・・フイルム切れた」
って・・・。
大丈夫か!?
なんだか、信頼度ダウン中なんですけど。

ダーちんもまだ駐車出来ないのか、
来ないしでだんだん不安になって来たところへ、

「どうだい?」

と中年の先生登場。
「写真がうまく撮れなくて・・・」
という信頼度ダウンな先生が言うと
指を軽く鳴らしながらこの太の目の前にやると
この太はそっちに興味を示し、
その間に撮影。

そう。この先生こそが
我が家のブラックジャックになるであろう
E先生だったのだ。
そして、今までの彼はきっとインターンだったんだろう。

そこから、先生は今まで私が話した事のカルテを
見ながら、
親切、丁寧に話してくれた。
ちょうど、ダーちんも来たので
そこからどういう手術になるのか、
最終的にどんな耳の状態になるのか・・
というような事を絵を描いて話してくれた。

正直、私は説明を聞きながら
血の気が引きました。
今までの想像より、はるかに現実味を帯びた
我が子の手術説明を受けて・・・・。
これはテレビの中のよそサマの話じゃなく、
実際に私たちが受けている衝撃、
心の痛みなんだ。

私たちが遠くから来ていることも理解してくれて、
随分、いろんな面で配慮してくれました。
全身麻酔なので、
風邪を引いたら手術はキャンセル(延期)。
その場合も、再診して次回の予定を決めたりする
みたいだけど、
先生に直に電話して次回の日程決めよう。
とか、言って貰えたりして。

正直、もし
「俺様のような名医に診てもらえて良かっただろう」
みたいな先生だったら、
ここでお願いするのは辞めて他探そうと思っていた。
でも、私とダーちんはこの先生にお願いしよう。
という気持ちになって話を聞けた。

手術日も決め、入院するのに必要な説明を受けて
帰って来た。
なんだか、少しホッとした。

こうして、我が家の旅は終わった。
ダーちんは火曜から出張で帰って来た翌日から
この旅に出掛けていた為、
「ホテル住まいにも飽き飽きだ」
と言い出していた。
私もさすがに自分で食事の支度をしなくてよいのは
嬉しいが、バイキング料理も飽きていた。

この太はこの旅の間に満9ヶ月になり、
明日からは3回食にする予定。
平常生活に戻るとするか!

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