照れるぅ〜〜〜!
2002年9月1日買い物にスーパーに出掛けた。
以前勤めていた園の近くのスーパー。
私は休日に父母や園児に会うのが
とてもイヤだったので
(休日にまで”先生の顔”するのがイヤだから)
勤めていた時は滅多に行かなかったスーパーだったが、
辞めて何年も経つので、
最近は気にせず行っている。
食料品を買う前に
少し服など見ようかとエレベーターで
上がると、
すぐそこは喫煙&休憩コーナーで
ベンチが4つある。
そこに高校生のカップルが寄り添っている。
「い〜わねぇ〜・・(青春ってかっ?!)」
などと思いつつ、そのカップルの顔を
チラっと見る。
・・・・
もう1度見る。
向こうも見る。
もう1度確かめるように見る。
向こう、笑う。
私もにやける。
「・・・セイコ(仮名)?・・・コウヘイ(仮名)?」
「センセー?」
いやん。幼稚園だった子じゃん。
コウヘイは年中の私のクラスだった子よぉ。
「へーー。そーなんだ。ふ〜ん。そっか」
と私はなんとも意味不明の言葉を言い、
二人はコーラのペットボトルをいじりながら、
ニタニタしている。
「なんでセンセーいるのさ」
セイコは照れて何度もそう言う。
「なんでって買い物だもん」
「じゃ。ごゆっくり」
と私も意味不明なことを言ってその場を後にした。
「へ〜。あのコウヘイが、セイコとねぇ〜・・・」
私は感慨深く4歳の頃のコウヘイとセイコを
思い出していた。
セイコは違うクラスだったけど、
弟が2人居たので、卒園した後もちょくちょく
幼稚園へ来ていた。
面倒見のよい子で活発。
結構アケスケな性格なので、
小学校5年の頃、弟を迎えに来た時の会話は
「先生〜私もう生理来たさぁ〜!」
だった。(笑)
一方、コウヘイはキカナイ癖に泣き虫だった。
喧嘩するけど、弱いからすぐ泣かされて、
怒られて、でも、スリスリしてくる甘えん坊で。
幼稚園で飼っていたヘビの”ペガサス”が
大好きで、よく触っていた。
「逃げるから出したらダメだよ」
って言っても、いつも出して遊んで
「センセイーペガサスどっか行っちゃった!」
って助け求めて来たりした。
(ヘビ嫌いの先生の机から出て来て怒られてた・笑)
ある暑い日、コウヘイがまたペガサスを出して遊んだ後、
ペガサスが行方不明になった。
子ども達が口々に
「コウヘイのせいだ」
と言い出したので、コウヘイは泣きながら
ペガサスを探し出した。
でも、見つからない。
給食の時間になって、
「コウヘイ、もういいよ。コウヘイのせいじゃないよ。ペガサス散歩に行きたかっただけなんだよ」
と私はなだめてみたが、
コウヘイは「探す」と言いはり、
給食を食べようとしない。
「ペガサスもお昼だからどっかで餌探してお昼食べてるって。
コウヘイも給食食べてからもう1回探そう?」
何度目かの呼びかけにやっと探すのを止め、
遅めの給食を食べ始めた私のクラスに、
食べ終えて散歩へ出掛けようとした年長組の子どもが駆け込んできた。
「ペガサスいたよー!!!!
散歩行こうとしたら、アスファルトのところで
死んでた!!」
コウヘイ始め、クラス全員の子がいそいで
外へ出ると、年長さんの子の手の中で
干からびて”L”字型に硬直して死んでいるペガサスが居た。(哀)
コウヘイは泣いていた。
「僕のせいだー」って。
ペガサスが大好きで大好きで
その表現方法が”約束だったケースから出さない”
を破ってまでも触れ合う事だっただけ。
野生のヘビだったペガサスを飼い慣らした事によって
ペガサスの野生としての生き方を忘れさせ、
結果、逃げた後、草などがある方向ではなく
アスファルトの方へと歩むペガサスにしたのは
私たちの責任でもある。
「ペガサスは仲間のところへ帰りたかったんだよ。
幼稚園は楽しいけど、やっぱりおうちがいいんだよ。コウヘイもそうでしょ?」
コウヘイは泣きながら、うなずいた。
園庭に”ペガサスの墓”が作られ、
コウヘイはしばらく日に何度か
ペガサスにお参りしていた。
多分、コウヘイが初めて”死”に直面した出来事だったろうと思う。
・・・・んなことを思いながら
「あのコウヘイがねぇ〜・・セイコとねぇ〜・・」
と私は怪しく思い出し笑いしながら
振り返って2人をもう1度見た。
やっぱり、ペットリくっついたまま、
楽しそうに話している2人がいた。
”青春楽しめよっ!”(少し柳沢シンゴ入り〜の、オバさん入り〜の・汗)
と2人に心の中で叫んだ私。
私の方が照れるっちゅ〜のっ!!!
以前勤めていた園の近くのスーパー。
私は休日に父母や園児に会うのが
とてもイヤだったので
(休日にまで”先生の顔”するのがイヤだから)
勤めていた時は滅多に行かなかったスーパーだったが、
辞めて何年も経つので、
最近は気にせず行っている。
食料品を買う前に
少し服など見ようかとエレベーターで
上がると、
すぐそこは喫煙&休憩コーナーで
ベンチが4つある。
そこに高校生のカップルが寄り添っている。
「い〜わねぇ〜・・(青春ってかっ?!)」
などと思いつつ、そのカップルの顔を
チラっと見る。
・・・・
もう1度見る。
向こうも見る。
もう1度確かめるように見る。
向こう、笑う。
私もにやける。
「・・・セイコ(仮名)?・・・コウヘイ(仮名)?」
「センセー?」
いやん。幼稚園だった子じゃん。
コウヘイは年中の私のクラスだった子よぉ。
「へーー。そーなんだ。ふ〜ん。そっか」
と私はなんとも意味不明の言葉を言い、
二人はコーラのペットボトルをいじりながら、
ニタニタしている。
「なんでセンセーいるのさ」
セイコは照れて何度もそう言う。
「なんでって買い物だもん」
「じゃ。ごゆっくり」
と私も意味不明なことを言ってその場を後にした。
「へ〜。あのコウヘイが、セイコとねぇ〜・・・」
私は感慨深く4歳の頃のコウヘイとセイコを
思い出していた。
セイコは違うクラスだったけど、
弟が2人居たので、卒園した後もちょくちょく
幼稚園へ来ていた。
面倒見のよい子で活発。
結構アケスケな性格なので、
小学校5年の頃、弟を迎えに来た時の会話は
「先生〜私もう生理来たさぁ〜!」
だった。(笑)
一方、コウヘイはキカナイ癖に泣き虫だった。
喧嘩するけど、弱いからすぐ泣かされて、
怒られて、でも、スリスリしてくる甘えん坊で。
幼稚園で飼っていたヘビの”ペガサス”が
大好きで、よく触っていた。
「逃げるから出したらダメだよ」
って言っても、いつも出して遊んで
「センセイーペガサスどっか行っちゃった!」
って助け求めて来たりした。
(ヘビ嫌いの先生の机から出て来て怒られてた・笑)
ある暑い日、コウヘイがまたペガサスを出して遊んだ後、
ペガサスが行方不明になった。
子ども達が口々に
「コウヘイのせいだ」
と言い出したので、コウヘイは泣きながら
ペガサスを探し出した。
でも、見つからない。
給食の時間になって、
「コウヘイ、もういいよ。コウヘイのせいじゃないよ。ペガサス散歩に行きたかっただけなんだよ」
と私はなだめてみたが、
コウヘイは「探す」と言いはり、
給食を食べようとしない。
「ペガサスもお昼だからどっかで餌探してお昼食べてるって。
コウヘイも給食食べてからもう1回探そう?」
何度目かの呼びかけにやっと探すのを止め、
遅めの給食を食べ始めた私のクラスに、
食べ終えて散歩へ出掛けようとした年長組の子どもが駆け込んできた。
「ペガサスいたよー!!!!
散歩行こうとしたら、アスファルトのところで
死んでた!!」
コウヘイ始め、クラス全員の子がいそいで
外へ出ると、年長さんの子の手の中で
干からびて”L”字型に硬直して死んでいるペガサスが居た。(哀)
コウヘイは泣いていた。
「僕のせいだー」って。
ペガサスが大好きで大好きで
その表現方法が”約束だったケースから出さない”
を破ってまでも触れ合う事だっただけ。
野生のヘビだったペガサスを飼い慣らした事によって
ペガサスの野生としての生き方を忘れさせ、
結果、逃げた後、草などがある方向ではなく
アスファルトの方へと歩むペガサスにしたのは
私たちの責任でもある。
「ペガサスは仲間のところへ帰りたかったんだよ。
幼稚園は楽しいけど、やっぱりおうちがいいんだよ。コウヘイもそうでしょ?」
コウヘイは泣きながら、うなずいた。
園庭に”ペガサスの墓”が作られ、
コウヘイはしばらく日に何度か
ペガサスにお参りしていた。
多分、コウヘイが初めて”死”に直面した出来事だったろうと思う。
・・・・んなことを思いながら
「あのコウヘイがねぇ〜・・セイコとねぇ〜・・」
と私は怪しく思い出し笑いしながら
振り返って2人をもう1度見た。
やっぱり、ペットリくっついたまま、
楽しそうに話している2人がいた。
”青春楽しめよっ!”(少し柳沢シンゴ入り〜の、オバさん入り〜の・汗)
と2人に心の中で叫んだ私。
私の方が照れるっちゅ〜のっ!!!
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