昨日の日記に書いたように
この時期になると我が家では
帰省ラッシュの友人の話で盛り上がる。
(単に飲み会の予習・復習でもあるが・笑)

ちょっと前に書いた”キャンプにワンピのY”の
話も登場頻度を上げた。
そんな中で”そこまでするか・・・”と言う話が
あったことを思い出した。

Yの旦那が盲腸で入院した。
同じ病室に身寄りのないお婆ちゃんも入院していた。
(今考えると病室って男女別が主流だよね?
 なんでだったんだろう・・)

きっかけはお婆ちゃんの目覚まし時計の電池が
切れたコトだった。
Yは親切心からだろう、
身寄りのないお婆ちゃんのために
「私が電池、買って来てあげますね」
と声をかけたそうだ。

それから、なにかとお婆ちゃんの用足しを
してあげるようになったY。
所詮、盲腸のY旦那は1週間で退院。
なのに、Yは足蹴に病院へ通い、
お婆ちゃんの身の回りのお世話、
そして、洗濯などをしたりしていた。

もう、この時点で私にはハテナだ。
たしかにボランティア精神旺盛なのはわかる。
でも、それはY旦那が入院してた故のおつき合いで
納めるモノではなかろうかと。
ましてや、Yはまだ幼稚園児と2歳児を抱えている身、
私は正直
「よくやるね〜・・・」としか言葉が出て来なかった。

その後、お婆ちゃんは無事退院したが、
毎週1回の通院、日々の買い物などの
アッシーとしてYは付き添い続けた。

ちなみにもちろん、お金など取ってはいない。
奉仕だ。
なにが彼女をそうさせたのか・・・。
ま、彼女の気の済むことだったんだろうけど。

実はお婆ちゃんは末期のガンだったのだ。
なので、退院は余生を自由に・・というコトだったんだろうか。
ほどなくして、また再入院したお婆ちゃん。

なんとYはお婆ちゃんの最期を見とった。

お婆ちゃんが亡くなって、
身寄りはないとはいえ、遠い親戚がポツリポツリと
やって来たらしい。
お葬式などの準備を始めるも、
そこまでつき合いのないお婆ちゃんに対して、
その親戚たちは段取りも悪く、
結局、Yはお通夜、お葬式まで先導切って
取り仕切ったそうだ。

そして、すべて終わった晩、
親戚にYはこう言われた。
「なにが目的だ」
と・・・・。

この話を一通り私に聞かせたYは、
「ねぇ!”ありがとう”の一言もないんだよ。
 まるで私が財産目当てみたいな言い方して。
 あんなにしてやったのに・・・っ!
 形見分けとして、テレビだけもらって来たんだ」

と言ったのである。

私は開いた口がふさがらなかった。

■あんなにしてやったのに■

それ言っちゃおしまいじゃないかな。
その一言がもうボランティア、奉仕の精神ではなく、
ただの自己満足と恩を着せて自分の行動に見合った
報酬や見返りを期待してると取られてしまうと
思うのだが・・・。
美談ではなくなっちゃったではないのか?
しかも、テレビまで持ってくるし。
(お婆ちゃんは本当に質素な暮らしで
 テレビが一番まともだったらしい・・・・)
私はちょっと冷たく、寒くなりました。
今年はどんな話を聞かされるのか、
帰って来れるのか・・・
(Yは今、チャイドル育成に勤めているので
 非常に忙しいらしい)
私は少し、期待と不安で胸が騒いでいます。

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