洗濯をして、掃除をして、
この太と散歩をして・・・
すべてやり終えると無性に寂しくなった。

”寂しい”って表現があってるのかわかんないけど
なんだか、寂しくて悲しくて
この太が笑っていても笑い返せない自分がいた。

この世に私とこの太だけが
2人ぼっちにされてるような気がして
とってもどこか人の集まるところへ
行きたくなった。
でも、それは実家でもなく、友達の家でもなく
どっちかというと雑踏の中にぼんやりと
自分の身を置きたくなるという感じかもしれない。

きっと、1人だったら行っただろうな・・・。
でも、私は今、2人ぼっちだから
行き場所が思い当たらない。

この太を抱きながら
私はタウンページをアテもなくめくっていた。
なにか、私のこの”隙間”を埋めてくれる
どこかがそこにあるんじゃないかと思って。

見つからない・・・・
どんどん暗く夕暮れになって来て
私はどんどん答えが見つからなくて焦っていた。

携帯のメールが入る。
妹からだった。
普段携帯を持たない妹は
会社の携帯を持って帰って来ちゃったからと
何気なくメールを送って来たのだった。
救いのメールに感じた。

妹に今の気持ちを少し伝えた。
妹が理由をつけてこっちへ来てくれると言う。
50キロ離れた田舎に住む私のところへは
休日前にホントのたまに来るだけの妹が
明日、仕事なのに来てくれると言う。
晩ご飯も食べてないのでなにか買って来てくれると
言う。
来る途中にも、「今ケンタ買ったからね」と
電話をくれる。

妹と義弟が「ただいま」とやって来た。
なんだかとってもうれしかった。
ただ、たわいない会話をしてテレビを見て、
ケンタを食べて帰って行っただけだったけど
妹たちは”雑踏”ではなかったけど
なんだかとっても涙が出そうなくらい
うれしかった。

なんだったんだろう。あの感情。
わかっているけど、言葉にしたくない感情なんだ。

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